たかはた しのブログ

楽器、吹奏楽、マーチング、雑記

ブラック部活というけれど

はじめまして。こんにちは。高畑と申します。

僕は小学校のときはオーケストラ、中学校から今まで吹奏楽部で過ごしてきました。

小中学校のときはそうでもありませんでしたが、高校の時は朝、昼、放課後と練習をしていました。吹奏楽部に入っている人ならそういう風に過ごした人もたくさんいたと思います。しかし昨今の吹奏楽部の情勢はそうもできなくなっているようです。

 

そう、「ブラック部活」という認識による規制です。

 

 

ブラック部活、と検索すると検索上位に吹奏楽部がでてくるほど、その認識はあるようです。

 

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吹奏楽部はブラック部活?

「ブラック部活」と呼ばれる吹奏楽部の実態。その例をネットの海から拾ってきたので少しだけ紹介したいと思います。

 

・先輩は絶対の厳しい、というか理不尽な上下関係

・特にわけもなくランニング、筋トレ

・オフがない

・朝、昼、放課後、夜練がある

・近隣から苦情がくるため窓を閉め切っての練習(夏)

・自主練という名の強制練習

等々。

 

他にも僕が知らないだけで「ブラック部活」といわれるだけの何かしらの要素があるかもしれませんね。

こんなことでは音楽どころではないと、そういうことですね。置き去りにしています。音楽を。

 

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音を置き去りにするネテロさん



メディアでこの実態が取り上げられたこともあり、吹奏楽部は「ブラック部活」の認識が強まり、学校や保護者によって、規制するように、となったのでしょうね。

僕個人としては「まぁそんなもんだろう...」くらいの認識ですけど。 

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俺なら平気だと言うキルア君(11)

 

 

しかし、この風潮がむしろ良くない結果にも繋がってきているのではないかと思うようになりました。

 

 

 

・社会的拘束力がない 

僕は今大学生で、サークルで吹奏楽をやっています。

ガチのサークルではないので、外部からの指導者がいるわけでもなく、自分たちで管理運営をしています。

大学の上級生になり運営に携わる中で感じたことがあります。

それは「何にでもブラックと言えてしまう」ということです。

 

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正義などないと言うブラック(ジャック)さん

 

僕の属しているサークルは吹奏楽をやるにはかなりギリギリの人数でやっています。そのギリギリというのも「全員集まってギリギリ」です。なので、普段の練習は全然人が集まらないです。僕は学指揮もやっていますし、運営をする身としては人が来てくれないのは困ることも多いです。

 

ですが、練習に来ることを強制することはできません。合奏中にちゃんとできていないところを、本来強く注意すべきことを強く注意することもできません。サダソの気持ちがわかりました。

 

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サダソさんを脅すキルア君

 

 

なぜなら、吹奏楽部は「「ブラック部活」」だからです。

大学生は学業の他にもバイトがありますし、高校生活から解放されてプライベートを充実させたい人がたくさんいます。サークルだって掛け持ちする人もいます。厳しく辛かった高校生活から解放されて楽になりたいのです。

 

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恐怖から解放してあげたゲンスルー



 

なので1つのサークルが持つコミュニティの強さなどたかが知れており、厳しくしようものなら来なくなるには十分な理由になると思います。だってそれを「ブラック」だと認識できてしまう世の中になりつつありますから。それに辞められたら困るのが現状ですし。

(強豪団体ともなれば強豪としての意識もあり話は別になると思いますが。)

もちろん、厳しくするしないだけが要因ではないのはわかりますが、1つの要因として大きく作用しているのも事実だと思います。

 

では、ブラックだと感じさせず、且つみんなが楽しく真面目に取り組めるような環境を作ればいいじゃないかって言って来る人もいると思うんですけど、それにはめちゃくちゃ労力が要りますし、そう思っている人がある程度いて且つその人達に実力が備わっていないといけないと思うんですよね。難しいと思います。定数的な報酬があるわけでもないですし。全くもって割に合わんのです。

 

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割に合わない労働に嘆くゼノさん

 

 

結論として僕の中では、音楽をやるなかで育つ環境を改善することが重要だと思いました(思っているだけなのでここでは生産性のないことしか言えません)。

明らかに理不尽だと感じさせるブラックさを取り払い、且つヘラヘラはしないで音楽の楽しさをたくさん感じることができる、それで自ら音楽をやりたいと思える人格を作り上げることができるような環境を作ることが大事なのでしょう。

そのためには今の情勢ができてしまった背景をちゃんと知る必要があると思いますが、それはまた今度のお話にしましょう。(つーかこれが限界)

ま、じっくり行きましょうや

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